こんにちは!
女性起業家のためのWebマーケター、榎本が通りますよ。
最近、ホームページを作るための技術的な敷居が低くなっていますね。
Jimdo、Wix、ホームページビルダーとか。
だから、Webにあまり詳しくなくても、それなりにキレイなページが作れるようになってきました。
とってもいい時代ですね!
でも、ホームページで一番大事なのは、そこに何を書くか。
これ、書こうとすると結構迷うよね。
実際、僕が相談を受けたホームページ初心者の女性起業家の方たちの話を聞いてると、
- ひとりで作ろうとして、同じような業種のページを真似てみたけど、何かが違う。でも、どうしたらいいか分からない。
- 外注したけど、「コンテンツください」って言われてすごく悩んだ。なんとか苦労してコンテンツ出してみたけど、内容に自信が持てない。
みたいなケースがよくあります。
今日は、そんな「ホームページ作ろうと思ってるけど、何を書いたらいいのか迷っちゃう!」という女性起業家に向けて、どうやって書く内容を作っていけばいいか、その辺の考え方をお伝えしようと思います。
お役に立てれば幸いです。
っていうか、うれしくて泣きます。
最近年をとって涙もろくなってるもんで。
目次
まずホームページについての大前提です
ホームページは「公開してからお客様の反応をみて育てていくもの」です。
つまり、公開してからもずっと手をかけて、内容をブラッシュアップし続けることが基本になります。
なんでこんなことをお伝えするかというと、実際に女性起業家の方と話してて、大前提が大前提になっていないことが本当に多いから。
よく聞く感想が「ホームページって、一回作ったらそれで終わりと思ってました!」
いや、そうじゃないんです!
対面であなたが自分の商品を売るときの営業トークを考えてみたら分かると思います。
どんなお客様にも、どんな状況でも最初に作ったセールストークを繰り返しますか?
そうじゃないですよね。
一回一回トークをブラッシュアップするだろうし、来るお客様の層も変わるかもしれないし、時間によって環境が変わると一から見直すだろうし。
ホームページも営業ツールの一種。
直接目の前にお客様の姿そのものは見えないけど、ホームページが表示されてるパソコンの前にはお客様が座ってるんです。
なのに「ホームページは一回作ったらそれで終わり?」
いやいやいやいや。
そこは状況に応じて変えていこうよ。
基本、ホームページは公開してからお客様の反応をみて育てていくもの。
まずはこれを肝に銘じてください。
それを踏まえて、ホームページに書く内容を決めるときは
「どんな悩みを持ったお客様が、どんな心理状態で何を目的にホームページを見るのか」
を考えてからとりかかる。
これですよ。
具体的に言うと、箇条書きでいいから
- あなたのお客様があなたのホームページ見ようとするときの気持ち
- 何のためにホームページを見ようとするのか
- 見た後にどんな行動をとるのか
といったお客さんの様子を書き出してみるわけ。
で、そこでお客様が求めている情報に対して、あなたなりの答えを出していく。
基本的には、それがホームページに載せるべき内容になります。
ホームページで何を書くか迷うケースでは「お客様」の姿がスポッと抜けてることが原因の場合が多い。
まぁ、当たり前かもしれません。
だって、お客様そのものは目の前にいないからね。
何を書くか迷っているあなたの前にあるのは、パソコンだけだし。
いま目の前にないものを意識して内容を決めるのて、慣れないと難しいかも知れないし。
もし少し難しいと感じたら、あなた自身が「お客様の見てるパソコン」になったと想像してみたらいいです。
で、お客様がパソコンであるあなたに聞いてくるであろう質問を想像して、
それに対して、パソコンであるあなたが何を答えてあげればお客さんが満足するか、
それを想像してみるんです。
そんなの想像つかないって?
もしそうなら、ホームページ作る前に一回お試しで対面のリアル販売をやってみてはいかが?
実際にセールストークしてみると、内容がかなり具体的に想像つくようになるから。
で、想像した内容は随時見直していきます
この段階では、考えたホームページの内容はあくまで自分の妄想上の内容にすぎません。
実際のところ、作ったページがうまくいくかどうかはやってみるまで分からないです。
だから、作ったら速攻で公開して、結果をチェックして、悪いところがあったら改善していく。
それが必要なんです。
本当は、知識があれば結果チェックをGoogleアナリティクスなんかのツールで分析してみたらいいんだけど「自分には無理!」って方も多いと思います。
そんな方は、まずはホームページを見て来てくださったリアルのお客様に話を聞くところから始めるといいと思います。
「ホームページの何がよかった?何が悪かった?」
最初はそんなんでもいいと思います。
以上の考え方を踏まえて進めるだけでも、ホームページの内容で迷うことは激減するはずです。
ちなみに、Webマーケター的にお客さんの行動をもう少し分類してみると
お客様が問題解決や願望達成をするためにWebを使うときって、すごく大きくいうと3つの目的に分けられたりします。
1.調べたい
問題がなぜ起こるのか、それに対してどんな対処があるのか、など基礎的な情報を調べる行動。
まだ、サービスを購入するとかではなくて、問題そのものに対する基礎知識をゲットする段階。
ここをホームページで解決しようとしたら、まだ知識の浅いお客様に、基本情報をわかりやすくイメージできるように伝えるためのコンテンツをコラム形式で載せるといったイメージです。
その場合、例えば、ホームページのコラムを読んだ人のメールリストを取得するなどして、基礎知識を得たお客様があなたのサービスを選択肢にしてくれることを目指したりします。
ただ、最近ではブログなんかを使ってこの段階のお客様(見込みの人)に役立つ情報を提供するコンテンツマーケティングが主流になってますね。
2.比較したい
問題に対する基礎知識やある程度の判断軸はできた。
じゃあ、実際に問題解の手段として何があるのか、どれが自分にぴったりかを比べる段階。
ここをホームページで解決しようとしたら、問題に対する解決手段をある程度知識のある人向けに一覧比較した情報を出してあげたり、実際の事例や実績を出してあげたり、といったイメージです。
その場合、例えば資料請求なんかをしてもらうことがホームページの目的になったりします。
3.購入したい
比較した結果、このサービスを購入すると決める段階。
ここは、いかにスムーズに購入できるかといったユーザ動線を作りこんだり、最終的にお客様の背中を押すための商品情報やお得な特典などの情報を出してあげたり、といった点がポイントになったりします。
例えば、実際に購入申込してもらう、とか店舗があればそこへ来てもらう、とかの行動を起こしてもらうことがホームページの目的になったりします。
もう少しイメージを膨らませるために、例えば、あなたが英会話教室をやってるとします。
で、例えばお客様は急に海外出張が決まった会社員だとします。
その場合、お客様はまず、
1.調べたい
「うわー英語なんか話せないのに急に海外転勤なんて。」
「とりあえず、日常会話と基本的なビジネス英語ができないとやばい。」
そのためには
- 日常会話と基本的なビジネス英語ができるようになるにはどうすればいい?
- 独学?英会話スクール?オンラインの英語?
などの基本的な情報を知りたかったりします。
次に、ある程度の知識を得たら
2.比較したい
「時間がないので、お金がかかってもマンツーマンのビジネス専門の英会話スクールに行きつつ、独学を併用するしかないか。」
そのためには、
- 短期間で最低限のビジネス英語ができるようになるスクールはどこ?
- 場所も行ける範囲で、お金も予算内で、仕事終わりに通えるとこはあるかな?
- 実際、そこに行った人は本当にビジネス英語できるようになってるのか?
など、どれが自分にぴったりの選択肢なのかを比べようとします。
最後に
3.購入したい
「時間がないから、とりあえずこのXXX英会話スクールに行ってみよう。」
で、ホームページから体験レッスンに申し込む。
といった感じです。
ほら、同じお客様でも、それぞれの段階でホームページに求められる目的や役割、書く内容って変わってきますよね。
さっきのお客様の気持ちや動機、行動を妄想するとき、この知識を使ってみるともうすこし精度があがると思います。
実際、僕がホームページ作るときも、
- お客様の問題認識から解決までの心理・行動を分析し、ビジネス全体像を設計する
- ビジネス全体像を踏まえ、どんな媒体で集客しサービス購入につなげるか、というビジネスモデル(ファネル)を設計する
- ファネル内でのホームページの役割や、ホームページを使うお客様の心理・行動の段階をもとに、ホームページで達成すべき目的を数値で出して(KGI)、その目的を達成するための小目標(KPI)を決める
- KGI/KPIを達成するために必要なお客様の詳細な動線を分析する
- 動線に沿った形でコンテンツを考える
- 実際のホームページを作る
さらに、ホームページでKGIやKPIが達成できてるか定期的にチェックして、うまくいってなければ改善します。
難しく見えるかもしれませんが、根本的には「お客様の心理・行動」を軸にホームページを作ってるわけです。
というわけで
「ホームページを作りたいけど、何を書いたらいいのか分からない!迷っちゃう!」
っていう女性起業家の方は、まずは「お客さんの目の前にあるパソコン」になることから始めてみるといいのではないでしょうか?
今日はそんな感じで。