集客するなら「集客の理想形」を実現する仕組みが必要
前置きが長くなりました。ここからネット集客の話です。
前の記事でもお伝えした通り、ネットでもリアルでも集客しようと思ったら「集客の理想形」を実現するための仕組みをつくる必要があります。
つまり、
・ 付き合いたいお客さまを定めて
・ そのお客さまの悩みや願望が何かを見極めて
・ 悩みや願望を解決・達成するためのお客さまの気持ちや行動を踏まえた上で
お客さまに
・ 専門家としての信頼感を持ってもらい
・ 人間としての親近感を感じてもらい
・ 「ぜひこの人から買いたい!」と思ってもらい
・ 「本当にこの人から買ってよかった。ありがとう!」と感謝される
そんな関係を作る必要があるわけです。
ネット集客はさらに「お客さまを絞る」ことが重要
これに加えてネット集客の場合は
・ 「付き合いたいお客さま」がどんな人で、どんな問題や願望をもっているのかを突き詰める
ことが本当に重要になります。
というのも、ネット集客は実現のための仕組みとして、ブログやホームページなどネット上のツールを使います。
このツールの実体はWebシステムでありプログラム。
基本的には ”あらかじめ決められたこと” しかできません。
(今はかなり臨機応変に対応できるWebシステムもでてきていますが。)
でも、「決まったことしかできない」ツールで「集客の理想形」、特にお客さまと
・ 人間としての親近感を感じてもらい
・ 「ぜひこの人から買いたい!」と思ってもらい
・ 「本当にこの人から買ってよかった。ありがとう!」と感謝される
ような関係を作るためには工夫が必要になります。
ほら、例えばあなたが商店街の八百屋さんにリンゴを買いに行くとしますよね。
人間である ”八百屋のおじさん”だと、
・ 「今日もありがとね!」と声かけしてくれて、少し雑談しつつ、
・ あなたに今日入荷した一番リンゴを勧めてくれたり、
・ 夕飯のメニューの話がでたら、「その料理ならリンゴをすりおろして入れたらおいしいよ!」とアドバイスしてくれたり、
・ 「今日は特別におまけ!」って1つリンゴをおまけしてくれたり、
そんなふうにお客さまの様子をみて、トーク内容を変えつつ、上手にコミュニケーションしてあなたとの関係を深めていきます。
そんなコミュニケーションを繰り返し受けたあなたは、きっとこの八百屋さんに
・ 「野菜のことよく知ってるなぁ。さすがプロ!」と専門家としての信頼感を抱き
・ 「なんかいい感じのおっちゃんだなぁ。元気いいし。」と親近感を抱き
・ 「ここはいい野菜があるし、いろいろアドバイスもしてくれる。すごくいいな。」と感じて
・ 「毎日の野菜を買うならこの八百屋さん!」
と繰り返し利用するようになるでしょう。
ところが、これを「決まったことしかできない」ネット上のツールで実現しようとすると、
・ 「付き合いたいお客さま」がどんな人で、どんな問題や願望をもっているのか
を突き詰めた上で、
・ そのお客さまの気持ちや行動パターンを想定し、
・ そこでお客さまが求めるモノやコトを先回りしてネット上のツールにプログラムしておく
必要があります。
ここが、ネット集客で「お客さまを絞る」ことが重要になる理由です。
加えて、ネット集客は基本的に対面の関わりが少ない仕組み。
だから、人間が直接対面する以上にお客さまから信頼感・親近感を持ってもらわないとサービスや商品を買ってくれないんです。
そのためには、”絞ったお客さま” が満足する(だけでなく、感動するレベルの)何かを提供する必要があります。
ネット上のツールが人間みたいに臨機応変に融通を聞かせることができないが故の特徴ですね。
ちなみに、この「絞ったお客さまの姿」のことを、専門用語で「ペルソナ」と言ったりします。
Webのプロに外注したりするときや、ネット集客の情報を調べたりしてるとよく出てくる言葉なので、ぜひイメージだけでも持っておいてくださいね。
というわけで
これからネット集客の仕組みを実際に作るときには、
・ あなたのビジネスにおける「集客の理想形」を押さえたうえで
・ とにかく「お客さまをきちんと絞る」ことをめちゃくちゃ強く意識すること
を大前提の考え方にしてくださいね。
次は、上記を踏まえた上で、僕がオススメするネット集客の具体的な姿についてお話していきますね。