女性起業家のためのWebマーケター、榎本雅章です。
年末がやってまいりました。
僕が教室長をやってる教室でも、クリスマスイベントやら、年末のご挨拶やら、あわただしくなってきました。
たくさんのお母さまから「子どもがとっても楽しく通ってて、本当にありがとうございます。」という言葉をかけていただいたり、「来年もよろしくお願いします。」と生徒さんからお手紙をもらったり。
お客様と楽しくお付き合いさせていただいてて本当によかった、と実感する時期でもあります。
という話の後になんなんですが。
目次
Webマーケティングは万能の方法じゃない
僕は、普段、経営者や起業志望の方などの相談を受ける中で、
「ブログを使ったコンテンツマーケティングっていいよ」
「ここはWebページ経由でお客様を集めましょう」
みたいなWebマーケティングがらみの話をします。
でもね、あたりまえだけど、Webマーケティングって万能の手法じゃない。
ビジネスの目的があって、その実現手段としていろいろ検討した上で、「Webマーケティングメインで行くぜ!」だったら何の問題もありません。
ところが、なぜかWebマーケティングの場合、手段である「Webのツール」が目立つせいか
「Webマーケティングありき」
ってかたくなになっちゃう経営者が多いんだよね。
「絶対ブログで集客したい!とにかくブログ!」
「ホームページからバンバン売れるようにしたいんです!時代はWebマーケですよ。」
みたいな。
手段と目的が逆転しちゃう、的な。
多分、自身でいろいろ勉強したり、周りの人たちの話を聞いてそうなったんだと思うんだけど、ちょっと視野が狭すぎかな、と思います。
なぜか最近、こういう鼻息の荒い方にお会いすることが多かったので、今日は、
「おいおい、ちょっと落ち着けよ!本当にそれが最良の選択かい?」
というお話をしたいと思います。
それではどうぞ。
まず、経営者は「Webマーケティングそのもの」をやるのが目的じゃないんだよね
そうなんです。
本当に当たりまえなのですが、経営者がマーケティングに興味を持つ元々のきっかけは、
・ 集客したい
・ 売上を上げたい
なんかの場合が多いですよね。
でも、いろいろ調べる課程でWebマーケティングのことを知って、
・ ネットで集客って、すごいたくさんの人に広告できるじゃん!
・ コンテンツマーケティングだと、コストがかかんなくて、自動で集客できるなんて、すごくね?
・ Webのツール使うとなんかすごい気がする。何かいいことになる予感がする。
みたいな知識先行の(実感を伴わない想像上の)メリットを重視して、
・ とにかくWebマーケティングやりたい。これって最高!
って思っちゃうんですよね。
手段と目的の逆転化現象です。
「本当に考えるべきはWebマーケティングを使って何をやりたいか」じゃないのか?
正直、手段と目的が逆転しちゃうと自分ではなかなか気づきにくいのです。
が、少しでも思い当たる節があったら、2つのポイントで自分を見つめなおしてみればいいと思います。
1.Webマーケティング使って、あなたのビジネスで何を達成したいのか?
まずは、逆転を正すために、あなたがWebマーケティングで達成したい目的をハッキリさせる必要があります。
結局、Webマーケティングっていうのは、マーケティングの手法の一つにすぎません。
試しに「Webマーケティング」以外のマーケティング手法をちょろっと挙げただけでも、こんなにあるワケです。
例えば、あなたの目的が「すぐ売上UPしたい」というように短期での売上アップを狙うのであれば、Webマーケティングは向いていないかもしれません。
図の上半分を見てもらえばわかりますが、Webマーケティング、特にコンテンツマーケティングでは、実際の売上に繋がるまでの距離が長く、時間や手間暇がかかります。
サービスにもよりますが、例えば地域密着型のビジネスみたいにお客さんがどこにいるのかある程度わかってる場合だと、Web経由よりもダイレクトにポスティングするとかの方が早いし時間もかからなかったりするんです。
でも、目的が「どこにいるのかわからない見込み客にサービスを買ってほしい」とかであれば、Webマーケティングは効率的だったりするわけです。
そこに「ファン客と付き合って、リピート率を上げたい」とかが入ると、Webを使ったコンテンツマーケティングが最高かもしれません。
2.お客様の心理や行動分析をして、行動にあったマーケティング手法をとる。
それから、経営者の目線だけでは最適なマーケティング手法は決まりません。
だって、お金を出してサービスを利用するのは、あくまで「お客さん」なので。
目的からマーケティング手法を考えると同時に、お客様の心理や行動動線、つまり
- そのお客さんが何か悩みを感じて
- その悩みを解決する課程の中であなたのサービスを知り
- サービスを実際に使って
- リピートする
そんな心理や行動の流れの中に自然に入ってくる媒体をメインとしたマーケティング手法を取る必要があります。
例えば、インターネットを全く見ない高齢者向けサービスでWebマーケティングやっても意味ないですよね。
そういうことです。
最適なマーケティング手法っていうのは
結局のところ、
- 経営者のビジネスの目的を一番達成しやすくて
- ファンにしたいお客様の心理や行動に自然な形で馴染む
手法だと思います。
実際のところは、一つのビジネスをたった一つのマーケティング手法でカバーするっていうのは現実的じゃないです。
それぞれのメリットデメリットを考えつつ、複数のマーケティング手法をいかに組み合わせるか、それが一番大事だと思うんですよね。
まとめ
というわけで、もしあなたが
「どうしてもWebマーケティング!」って前のめりになりすぎてる
ってぼんやりとでも感じたときは、
あったかいお茶なんかを飲んで、少し自分を見つめ直してみればいいかな、って思います。
自分が前のめりになってるのかわからない、という方は、相談にお越しください。
もし、入れ込みすぎのようであれば、カツを入れて差し上げます。
今日はこの辺で。
それでは。